新米婦警キルコさん 画像キルコネタバレ。第21話。
出・陣!
Mr.フついに出番のMr.ファントムさん、余裕綽々で監視カメラの映像を眺めジンと会話。
まぁ師匠にとっちゃ元部下二人とパンピー二人程度、追っ払うぐらいはわけない話。
しかし気になるのは

師「……前も見たが、あの犬っころは何だ?」
ジ「あぁ、あれはキルコさんの先輩の安錠くんといって、彼女もやたら懐いてるようですよ」
ジ「実は付き合ってたりして」
師「……!(ビキビキ」


というわけで、船内を行く一行の前にマジギレモードの師匠が大胆に天井をぶち破って登場。
応戦する構えの一向には目もくれず、「お前キルコの何なんだぁーっ!!」と安錠を一喝。

ここから突然過ぎる圧迫面接(物理)執行。やれ長所は何だ、やれ出世の芽はどうだと
ゲンコツを振り回しながら安錠を追い詰める師匠。

バ「まるで父親に挨拶に来た娘の彼氏に対する態度……!」

そんな師匠と安錠のやり取りにまんざらでもないような態度の態度のキルコさん。
そして本能のみでゲンコを避けつつ

「長所……女体審美眼!」
「出世も何もこの一件でクビが危ない」

とろくでもない返答しかできない安錠。
当然、お前のようなスケベで軽薄な男は大嫌いだと激昂する師匠。

「昔から、音無の女にはろくな男が寄り付かん……!」

ここで回想。

Mr.ファントムがまだ新兵の時代。駐屯地で若かりし彼と親しげに会話を交わす女性が一人。
そんな二人の会話に茶々を入れる、いかにも軽薄そうな別の若者、一人。名をタマルと言う。
ナイフを研ぎながら軽口を叩き、彼女──音無トウコに日頃からセクハラを働くようなお調子者だった。
彼の非礼を代わりに詫びるファントム。嫌な顔一つせず「私はこの部隊の人達が好きですよ」と
答えるトウコ。しかし、その言葉が部隊ではなく特定の誰かに向けられていることを察した彼は
伝えたい言葉と気持ちをぐっと飲み込んで──

そして今。彼女の娘のすぐ横に、彼のようなロクデナシが立っている! それが我慢ならない!

そんな師匠の胸中どころではなく死に物狂いで逃げまわる安錠。
一度はライメイを人質というか盾に取るも、まるで意にも介さない師匠。
しかし懲りずに今度はキルコさんを盾にする。
その程度で臆するか!と殺意丸出しで突っ込む師匠。

師匠の豪腕が振り落とされる刹那、
「この巨乳を好き放題揉むまで死んでやるもんかーっ!」と
一周回って開き直るゲス。
師匠の攻撃からキルコをかばったようにも見える。こんなにゲスいのに。

そんなゲスの姿に、かつての助平で軽薄なお調子者──彼をかばって戦死した親友の姿をダブらせた師匠。
「興が削がれた」と言い残し、この件から完全に手を引くと宣言してその場を去る。

その一部始終をカメラで観ていたジン社長がついに重い腰を上げるというところで次号。


※なおタマルのデザインはダブルバレットから大幅に変更あり