ナルトネタバレ。第602話。
明かされた過去は…

追記:詳細追加
NO.602 生存

オビトが助かったのは偶然。
岩につぶされた後、地面のはざまに滑り落ち、老人の地下基地に転がり落ちた。
落ちてきたオビトを発見し、老人が治療。

木の葉に戻らなければと言うオビトに、
その体では忍には戻れないと老人が伝える
そして

「この世界は痛みや苦しみでで満ちている」
「長生きするほどそれを悟るだろう」

と、忍びの世界の残酷さを説く。
反論するオビト、身体の痛みでふと冷静になる

「じいさん あんたは抜け忍か?」
「あんたは何者なんだ!?」

「俺は…うちはの亡霊」
「うちはマダラだ」

外道魔像のチャクラを使って生き永らえているマダラ。
柱間細胞を使って生かしてやる代わりに協力しろとオビトに迫る

「お前の望みはなんだ!?」
「あんたみたいな爺さんがガキに何をさせたいってんだ!?」

「俺はこの世界の運命を変えたいのさ」

やはり反論するオビトにマダラは

「死にたいなら死ねばいい」
「ただしお前の写輪眼はいただく」

マダラ自身の目は既に誰かへ移植しているのだと。
現在の眼は予備の眼で、しかも右目しかない。

苦悶の中、葛藤するオビト。
彼の結論は…


「カカシとリンが待ってる」
「こんなとこで時間をムダにしてらんねぇ」
「俺は…生きる!!」

次週へ

詳細
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602話:生きている・・・!!

オ「・・・!」
老「・・・・・」
オ「アンタの目・・・!まさか・・・アンタもうちはなのか・・・?」
老「さぁな・・・」
オ「(コイツに助けられたのか・・・?でも待てよ・・・)
  あの世との狭間っつっても・・・
  オレ、どこにいるんだ?暗くてよく見えねぇ・・・
  それに、じーさん・・・アンタ、誰だ?
  ハッ!死神だってのか?天国か地獄に連れてこってんじゃー・・・」

老「・・・・」老人の持つ鎌を見つけるオビト

オ「わぁああああああ!!!死にたくない!!!
  助けてくれぇええええ!!!!
  鎌じゃねーか!!!テメェ絶対死神だ!うちはを狙う死神だろ!!
  オレのモットーはこれまでなぁ、老人を助ける事だったんだぞ!!!
  確かにたまに悪い事もしたしルールも破ったりしたけどよ、
  でも全部ひっくるめてイーブンだと思うぞ!!!
  お願いだから地獄に連れてかねーでくれ!!
  ッッつぅ・・・」

老「痛みを感じるのは・・・お前がまだ生きているからだ」

オ「!」
老「だが、お前が生きているのは奇跡だ。
  一体どうやってあの岩に潰されなかったというのか。
  まるですり抜けたかのようだ・・・」
オ「どこに・・・オレ、いたんだ?」
老「俺(ワシ?私?脳内変換ヨロ!)の地下道に倒れていたのだ・・・岩の横でな。
  感謝するにはまだ早い・・・お前には借りを返してもらう。
  お前のモットーは老人を助ける事だと言ったな?」
オ「お、おう、まぁそうだけど・・・な、何してほしいんだよ?」
老「・・・・」
オ「・・・・下の世話してほしいのか・・・・?」
老「・・・・そうではない・・・」
オ「ワリィな、あんま長くいられねェんだ。
  生きてるんだから木の葉に帰らねぇと!
  今は戦時中なんだ。やっとオレの写輪眼、目覚めたんだ。・・・これで仲間を守れる!」
老「・・・・仲間を守る、か・・・」
オ「・・・・なんだよ・・・?」
老「その体で・・・忍に戻ることは出来まい・・・」
オ「??!
  おいおい待てよ!!!俺はやっと・・・やっとこの目を手に入れたんだ!
  今なら一緒に上手くやれる自信がある。
  守る事の出来る忍になれるんだ、大事な・・・」
老「現実を見ろ。
  この世界は思うようにならない事ばかりだ。
  長く生きる程に・・・現実はただ痛み、苦しみと空虚で出来ているものだと気がつく」
オ「・・・・・(んだよ、このじーさん・・・)」
老「聞け・・・この世界では・・・光ある限り闇もある。
  ”勝者”という概念がある限り、”敗者”も存在する。
  平和を維持したいという自己中心的な望みが戦を起こし・・・
  愛する者を守る為に憎しみが生まれる。
  避ける事のできない因果関係だ・・・本来な」
オ「(コイツ、ノッちまってる・・・長くなりそうだな・・・)
  で・・・オレは今どこにいるんだ?」
老「お前が傷ついた事で救われた者達がいる・・・そうではないのか?」
オ「・・・!
  さっきから何言ってんだよ?!
  俺はこんなとこに一生いる気はねェ!!!いいから・・・
  ーーウグッ・・・」
老「去りたければそうしろ。動ければ、の話だがな」
オ「(・・・待て。・・・なんか・・・変だ・・・!
  なんでこの写輪眼のじーさん、ここで一人なんだよ・・・?
  考えてみれば・・・オレは里の老人の事なら一人残らず知ってる・・・
  でもコイツは一度も見た事ない・・・
  ってことは里の忍じゃない・・・つまり・・・)
  じーさん・・・アンタ抜け忍なのか?誰だ?!!」

老「俺は・・・うちはの亡霊だ」

オ「??!」
老「うちはマダラ」

オ「・・・!!!(マ・・・マダラ・・・?!)・・・・
  マダラって、つまり・・・俺の先祖のうちはマダラって意味かよ・・・?!
  マダラはもう死んでいるハズだ!!そんなのずっと昔の話だ!!」
マ「そうか、お前にとっては・・・
  俺が死神だと言った方が信じられるのか?
  まぁ、ある意味では俺は死神だな、確かに・・・」
オ「?」
マ「何故ならこの現実は・・・地獄だからだ。
  俺は死から逃れた・・・そしてあの魔像からチャクラを吸い取り続けなければ、
  俺はすぐにでも死ぬ・・・」
オ「俺は家へ帰る! ハァ,ハァ・・・ウグァッ!!!」
マ「諦めろ・・・ここに出口など無い・・・
  それにお前も俺もこの場所を出る事など出来ぬ。・・・この体ではな」
オ「うぐっ・・・」
マ「動けば俺がその体に付けた柱間の人工体が剥がれ落ちるぞ・・・
  死にたいのか?
  お前にこれからやって欲しい事がいくつかある。
  俺はお前を助けたのだ。そう死に急ぐな」
オ「何が望みだ?!お前みたいな老いぼれがガキと何してェんだよ?!」
マ「俺はこの世の運命を変えたい。
  勝者の世界
  平和の世界
  愛の世界
  俺はそんな世界を作りたい」
オ「どうでもいいね・・・!俺はただ皆の所に帰りたいんだ!」
マ「さっきも言った通り、望み通りに物事は運ばない。
  いつかお前も気がつく・・・
  本当に死にたければ死ぬがいい。だがお前の写輪眼は頂く」
オ「!なんで俺の眼が欲しいんだよ?!
  テメェはもう写輪眼持ってんじゃねーか!!」
マ「いや・・・本物の目は別の者に渡したのだ。
  これは後で移植したただのスペアだ。
  ・・・予備はもう少々あっても良い。
  右目はまだ無いのでな・・・真の力を目覚めさせるには両目が必要だ」
オ「(それなら・・・
  つまりカカシとオレは二人でもっと強くなれる!
  オレたち二人でリンをやっと守れるようになる!
  ここで時間を無駄にしてられねェ・・・
  待っててくれ、カカシ・・・リン!
  オレは生きている!!)」

断固としたド根性・・・!!